BigQuery 2021/9月のupdate情報まとめ
Google Cloud Nextが始まって続々とBQの新機能が発表されてますね! Nextで發表された内容のまとめは来月書きます
それでは先月までに引き続き9月のまとめもいってみましょう!
JOB履歴の削除が可能に
BQでは過去6ヶ月分のJOB履歴を持ちますが、JOB履歴の削除が可能になりました。(悪用しちゃだめですよ
bq rm -j ‘プロジェクト名:ロケーション.job_id’
where句に個人情報を入れてしまった場合などセンシティブデータを消したい場合に有効
メタデータ(INFORMATION_SCHEMAでの参照データなど)は消えますが、ログからは消えません
セッションが利用可能に
WebUIからセッションが使えるようになり、トランザクション(begin/commit/rollback)が利用可能に
本番作業を安心に出来るようになりました
変数や一時テーブルをセッション内で使いまわすことも可能
セッションを使うかはQuerySettingsから指定が出来ます
ブラウザのタブ毎に別のセッションを貼ることが可能
2つのセッションでDeadlockがかかるような処理を行った場合はupdateをしようとした時点でエラーが出ます
セッション中にエラーが起こってもrollbackやcommitはされません
トランザクションレベルはSnapshot Isolationとなっており、トランザクションを開始した時点のスナップショットデータが読み込まれます。(ファジーリード/ファントムリードは起きない)
また、セッションは手動で終わらせることは出来ません。
24時間操作しないか、7日立つと自動的に終了し、commitしてない場合はrollbackされます。
多くの地理関数が利用可能に
以下の地理関数が利用可能になりました
関数名 | 内容 |
---|---|
ST_EXTERIORRING | Returns a linestring geography that corresponds to the outermost ring of a polygon geography. |
ST_INTERIORRINGS | Returns an array of linestring geographies that corresponds to the interior rings of a polygon geography. |
ST_ANGLE | Returns the angle between two intersecting lines. |
ST_AZIMUTH | Returns the azimuth of a line segment formed by two points. |
ST_NUMGEOMETRIES | Returns the number of geometries in a geography. |
ST_GEOMETRYTYPE | Returns the Open Geospatial Consortium (OGC) geometry type that describes a geography as a string. |
ST_BOUNDINGBOX | Returns a STRUCT that represents the bounding box for a geography. |
ST_EXTENT | Returns a STRUCT that represents the bounding box for a set of geographies. |
S2_COVERINGCELLIDS | Returns an array of S2 cell IDs that cover a geography. |
S2_CELLIDFROMPOINT | Returns the S2 cell ID covering a point geography. |
クエリ結果のダウンロード上限が変更
クエリの結果をローカルにダウンロードする際の上限が10MBになりました。
(今までは16,000行 or 10MBだったと思う)
加えてnestedカラムや配列カラムもCSVにダウンロード可能になりました。
(ダウンロードするとカラムの中身はJSONでJSONのCSVとなってます)
承認済みTable関数
承認済みviewのTable関数版です
関数内で参照しているテーブルに対しての閲覧権限がなくても関数の権限があればデータの参照が可能
9月のアップデートは以上となります。
GoogleCloudNext前だからか、少なかったですね。また来月!!